【長所の例文】気が利く

私は人から「あなたは良く気が利くね」と言われますが、意識してやっている訳ではないので性格なんだと思います。人を観察するのが好きで、よくオープンカフェなどで道行く人を眺めては時間を過ごします。そのとき困っている人を見ると、他人でも思わずこうすればいいんじゃないのと言いたくなります。人の顔の表情や動作を見ると、なぜかすぐに何をしたいのかだいたい分かるんです。「気が利く」というのと「おせっかい」とは紙一重で、気をつけなければいけませんが、本当に嬉しそうにお礼を言われると、こちらまで嬉しくなってしまいます。このような私の性格が、一緒に行動する人から気が利くと言われる理由かもしれません。最近わかったことですが、自分の心に余裕のないときには気が利く行為はなかなかできませんね。逆に自分の心に余裕のないときに受けた気の利く行為ほど、その人の人柄を身に沁みて感じます。私もこれから社会人になりますので、仕事上でも相手の気持ちを察してあげれる、心の温かい人間関係が築けたらと思っています。

私の長所は気が利くことです。とは言いましたが、子供の頃は親から「気が利かない子だね」とよく言われていました。そんな私が長所として気が利くことですなどと言うようになったキッカケは前職での或る出来事からであります。当時は営業アシスタントとして、三人の先輩の営業活動をサポートしていましたが、それは常に「自分だったらこれが必要」との考えから三人に同じ資料を準備していました。ところが、三人のうちの二人からは時々「これではない、気が利かないな」と言われていたのです。そこで、もう一人の先輩が忠告してくれた言葉が「自分ではなく、この人だったらこれが必要だろう」との考えに立ちなさいでした。それはサポートする人一人一人のやり方や考え方を理解しなさいということでした。それ以来、仕事上で付き合いのある人は勿論、友人や家族に対しても「この人は？」との関心を持ち、それに応じた対応をするようになりました。私はこの長所を生かして、御社で仕事をされている多くの皆様に気が利くと言われたいと思います。